KURONBONOTE

歩いて、走って、たまに腹ぺこ。WALK, RUN, and a bit PECKISH

イギリス・トレイルランニングレース出場記 Vol.3

やっとレースのブログ。

9時スタートのレースだったのでできれば7時には朝ごはんを食べたいと思い、お願いをして7時に用意をしてもらった。(お家にもよるみたいだけど今回のお家は通常は8〜9時みたい)

 

朝ごはんを見た瞬間、テンションが上がる。雑誌みたいな食卓!!

ホストのお母さんが「ランナーにはヘルシーなご飯がいいでしょう?」と、全てオーガニックの食材で。お母さんの友達が作ってるというナチュラルチーズが含まれたチーズ3種類に杏子にブルーベリーに、お父さんが夜焼いてくれたというパンに、シリアル、オーガニックヨーグルト、紅茶、オレンジジュース、ぶどう、みかん。

もちろん全ては食べきれなかったけど、この素敵な朝ごはんに心が温かくなる。

お父さんが手作りしてくれたパンが一番美味しかった。

この優しい心遣いに、よし頑張ろうって気持ちになった!

 

スタート・ゴール会場までは家から徒歩5分。Talgarthの街の中心にある公民館?みたいなところがレジストレーション会場も兼ねてる。

目印は大会フラグ2本だけ。

会場内には紅茶、コーヒーが£1.20で売ってる。ビスケットやマフィンも販売。

デスクに座ってるスタッフに「名前は?」とだけ聞かれて、「はい頑張って!」とだけ言われて渡された地図とゼッケン。日本ではすでにICチップがスタンダードだけどもちろんそんなハイテクなものはない。

スタート10分前に簡単なブリーフィングだけやって、「じゃあみんな外でて〜」とおじさんに言われてぞろぞろみんなで外へ。

前職の癖でみんなが何着ているか何のシューズを履いてるかチェック。やはりイギリスは完全にピチピチなヨーロッパスタイル。サロモンが一番多かったように感じるけど、自国のinov8やOMMも多い。あとはHOKA ONE ONEも多かったな。

 

スタート・ゴールのラインすらない。笑

時計もなくて、基準はオーガナイザーのおじさんの腕時計。じゃあスタートするよ〜という感じで、「3、2、1、GO!!」という掛け声で一斉にスタート。16kmの部は120人くらいで、女性は2割くらいしかいなかったかな。

 

女性はみんな遠慮気味に後ろからスタートするので、自分だけ張り切ってる人みたいに先頭の男子に混じってスタートしてしまった。もちろんアジア人は私しない。ので、みんなにジロジロ見られて珍しいなぁと思われているぽかった。ロンドンは本当に多国籍だけどちょっと外に出るとアジア人は珍しいんだろうなー。

 

最初は農場横をゆるりとした傾斜で登る。

 

農場を抜けた途端トレイルは泥!泥!泥!

シューズが開始5分でドロドロでテンション激下がり。

滑るし、滑るし、ハマってシューズが脱げそうになるし。

他のみんなはこの泥に慣れてて一気に抜かれる・・・

 

でも天気は良好!

泥トレイルを抜けると景色も綺麗。農場を突き抜ける感じも気持ちいい。

遠くには羊と牛が!

第一チェックポイント兼エイド(水のみ)。

ここでゼッケンナンバーをチェックしてくれて「Well done!」と声を掛けてくれる。

8km地点くらいでUPHILL!

これが想像以上に辛い。クリアに丘のトップが見えるのに全然辿り着かない。というか少し巻いてたりするので結構距離があるし、一部は手をついて登らないといけないくらい斜度があった。

後ろのおじさんは斜度見て「This is horrible!!」って何度も叫んでた。

でも後ろを振り返ると景色最高。

sighがたくさんあるのでロストはしにくい。

 

一番は何と言ってもダウンヒル!ふかふかの芝生を滑るように走るのは本当に気持ちいい。そしてイギリスの方は多分泥には強いけどダウンヒルには弱いようで。ここで結構ごぼう抜き!笑

 

ゴールラインもなくて、会場前にスタッフが立っていて「そのまま入って〜」と案内されて会場に入ったらどうやらゴールだったよう。机に座ったおじさんにそのままFinisher Medalをもらって終了。「あなたは女子3位だよー」と言われて驚く。

 

初めて携帯の時計を見たら11時くらいだったの大体2時間。結局その場では詳細なタイムもわからないまま。

シューズはドロドロ!ありがとうmontrail。

初めてのイギリス・トレイルランレース。

本当に楽しかった!設備も規模も小さいんだけど、週末地元の人がふらっと走りに来てトレイル仲間と話してコミュニケーションして、とこじんまりした感じがしてよかったなぁ。

 

でも後からホストのご夫婦に聞いたら、3年前くらいに地元の人たちにも全然知らされずに始まったレースだったようで。今でもTalgarthの観光局とうまく連携が取れていないんだよーと言ってた。

トレイルレースと観光局と、地元の人たちとの関係性。

色々考えさせられるなぁ。